きになるともだちvol.16 2025/05/10 謝辞

おつかれさまです、たにぴ@もまゆきゅです。

Vol.16となりました、きにともライヴ。無事にほぼ盛況なカンジで終われました。
来てくださったminaさま、大変たいへん感謝です。

まずは恒例セットリスト。

1.meaning
2.優しい唄にくるまって
3.i wil hold you soon
4.little italy(stephen bishop cover)
5.郵便
6.Greyhound
7.無重力ファム・ファタール
8.メタファー

作っている最中はあまり気付いてなかったのですが、今回はあまりアッパーで煽る選曲ではなく(って言ってもそんなイエーみたいなライヴはいつもやっちゃいないですが…)、
独特に落ち着いたセットになったですね。
たにふじの衣装は前回に続き「文明崩壊後のコミュニティを独力で郵便配達している男」という、ズボンぼろぼろジャケットほつれまくりです。
ゆこさんは、どうだろうね、ブラック・ビューティなソウル・シンガーみたいなカンジかしら。

そして、ピアノやキーボード類は今回は使わず(あ、オケ使いはあった)、ふたりともギターとマンドリンをそれぞれ持ち替えて演奏したり、ラストの曲ではハーモニカ・ソロが炸裂。
自分らてきハイライトは、7曲めの新作、「無重力ファム・ファタール」。

椎名林檎マナーで別々な単語を文脈なく繋げてみたタイトルで、悪なのか善なのかも曖昧な、ファム・ファタールと言ってる割りにちょっと子供っぽいテイストの、和音が尋常でなく複雑な曲。そして、この6分の曲にバディのゆーこさんがアニメーションのミュージックビデオを作ってくれました。ゼロ・ノウハウから到達した世界。たにふじはひたすら敬服して畏怖してビビるばかり。すげえとかそういう幼児退行した言葉しか出ないです。

さて佑さん。

かなりステージ構成を考えてくれた様子は随時見てたのですが、当日展開された演奏は、語って、歌って、また曲について語って、そして歌ってというシンプルなものです。しかし、歌詞(オリジナル作品は全て英詩)と和訳を準備し、各々導入の語りはユーモアと物語が完璧なバランスで、音楽のこだわりも(リハからも窺えた)見事で、アーティスティックで芯が通っていて腹が座っている。男性客ばかりの客席に対峙しての度胸たるや。そして、解決を目指さないSUS4を多用したギターの響きの浮遊感も素晴らしい。
ぼくは一寸想いついたことをアドリブで仕掛けました。この鉄壁さを、揺さぶれるかどうか賭けだったのですが、最後の曲の終わったタイミングでステージ近くに立ち、
「御覧頂いたように、佑さんは、完璧(な世界観)なんですね。だから一寸揺さぶってみたくなる。アンコールを!」
ミュージシャンにとってアンコールは概ねうれしいもので、準備しておくこともあります。だから普通以上に動揺して、
「えー、こわいこわい…」
と呟いてたのも、想定以上に効き目があって、ちといぢわるなおじさんだったかなと想ったりもしたけれど、よかったと想う。その曲もよかった。
そうそう、SNSを見ていても、彼女のボキャブラリーはそれだけで引きが強いんです。色んな人に見てもらいたいな、とがっつり想うですよ。

そして、その後のめちゃ濃ゆいマジトーク打ち上げも、ぼくにはほんとに充実した時間でした。

さてさて。

3日ライヴしてないと禁断症状が出る、という人もいます。ぼくらもまゆきゅは毎度作り込んだ新ネタがあったりして、月イチも苦しいし、第一、3日毎以上にライヴしてるってそれはペース的にはラウンジのハコバンですよね。若しくはツアー。
たにふじの本心としてはもう少し同じことを練り上げてソフィスティケートさせるかもっと即興的実験の面白さを増やすのでもいいと想ったり。すなわち、ライヴってもののレーゾンデートルは何かということでもあります。酷い演奏でも面白かったというときもある。コンサートなんてアルバムのプロモーションだからと言ってたミュージシャンもいる。ぼくは、ライヴにしかない体験を信じてるし、同時に自分達のライヴが恐ろしくもある。間に合うのか。酷い演奏になってないか。体調整うのか。みんな来てくれるかと同時に愉しんだり興奮したり感激したりしてくれるか、そして、赤字を背負うのかどうか。
なんでこんなことしてるんだろう。みんながカラオケやるのと同じでは、おあしなんて戴けない…。なるべく多くの人に、いいコンサートだったと想いながら帰ってもらえたらと願ってるんです。

自分達を最高の音楽をやっていると過信する瞬間と、最低だとドツボな瞬間とを行き来する日々は続きます。

次は 6月8日(日)小岩ジョニーエンジェル「昼でもインジャナイト」13:30開演
  6月22日(日)Mintさん企画大久保くじら号 15:30開演 

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