Live Diary 2025/11/15 謝辞:神楽坂マッシュレコード「きになるともだちvol.18 榎本玲奈」

2025年 11月 16日

おつかれさまです、たにぴ@もまゆきゅです。

きになるともだちvol.18 ファイナル!(シーズン1?かも?)満員御礼で終えることが出来ました。色々とお客さまとお話する中で、テンション上がってましたが内心うるっと…、嗚呼。

いちはやく感想も頂いています。NPSテキに読んでみたら7ポイントくらいかしら。なかなか悪くない。しかし、9とか10を目指したいんですバンド維持の為には。

何故NPSか?えっらい生々しいマーケティング話ですが、何かの時に、あのバンド良かった!感動的だった!とか知らないところで語られたり、車に乗ったときに「猿島」でドライヴしてもらいたい。
何かのときに想い出して貰える音楽を。ショーを。作品を。そして欲張ると、自己満足だってしたい。だから、こうしたらどうだろう…、こういう人がいるよ…こんな場所があるよ…を教えてほしいし、知恵を貸して欲しいんです。それがあって、高めのNPSを。

セットリストに加え、配布したテキストもここに。

■もまゆきゅのフロントアクト


1.I give you my friendship
  きにともシリーズの一旦(なのか)閉めということで、友達というものを描写したたにふじ20年以上前の楽曲。アルバム「猿島」の2曲目にて歌われています。たにふじの個人的名曲。
2.ブルータル・サウダーヂ
  ゆーこ作詞作曲(自分で曲を作る、が今年の挑戦らしく)。高度成長期昭和って懐かしいけど野蛮な時代だったね、というコンセプトで、ディープファンクを。但し今回はアコースティック指数高め。
3.love dance
  ブラジルのメロウ大王イヴァン・リンスがクインシー・ジョーンズに見い出され、ジョージ・ベンソンの作品に収まった(おそらく)代表作。ポルトガル語バージョンがあるのですが、今回は英語で。歌詞のエロさが日本語に到底訳せないレベル。
4.郵便
  世界戦争で滅びた世界。僅かに残ったコミュニティを繋ぐため、ある種の使命感で郵便を続ける主人公の歌。ケヴィン・コスナー主演でポストマンという意義深い映画がありますが、たにふじはその原案にあたる「悪魔のハンマー」というSF小説のシーンを基に作曲しました。マンドリンを使ったアーシーなアレンジの時もありますが、今回ゆーこさんがベースを。たにふじはギターのフレーズを足して。
5.月と、恋
  或る夜に月をみて、自分が恋をしていることに気づいた、という極めて詩的モチーフ。映像含めてもまゆきゅライヴではお馴染み。

6.greyhound
  アメリカ大陸を横断するバスの名称から作ったインスト楽曲が、いつかのライヴ中に突然変異を起こして、とうとうこんなバージョンになってしまいました。砂漠の風景が、雨に。気候変動。アメリカ憧憬の終焉。それでもたにふじは希望を捨てない。はず。

7.無重力ファム・ファタール
 名詞を繋げたタイトルに特に深い意味はありません。サイコ的な歌詞と複雑な動きをするコードはとても評判がいいという嬉しい誤算です。背景のアニメはゆーこさんが勤め先のイラストソフトでChatGPTに使い方を訊きながら自作したもの。

8.視力 90年代初頭のハウスをリファレンスにした、猿島1曲目の、現時点でもまゆきゅ唯一のダンスナンバー。たにふじの年齢を鑑みると今後は期待出来ない(やってみたいとは考えている)。

■坂本龍一レトロスペクティブ with Rayna Enomoto

1.猫村さんのうた
  松重豊主演のミニマムなドラマの主題歌。松重さんの歌手デビューでもあります。作詞とタブラはユザーン。たにふじはオクターブ↑の変な声で失礼します。
2.the last emperor-theme
  ベルナルド・ベルトルッチ監督作のメインタイトル。アカデミー賞受賞作。デヴィッド・バーンとSu Congの3名による役割分担がされた映画音楽だが、授賞式では実はデヴィッド・バーンの曲が流れた。
3.グラスホッパーズ Grasshoppers
  初のソロアルバムで、彼のヒーローの1人である高橋悠治との連弾共演。今回は悠治さんのアレンジで。
4.美貌の青空
  初出時はゴリゴリなバンドアレンジ、認知がアップしたのはスティーヴ・ライヒ風インスト。今回は大貫妙子歌唱のバージョンで。

「1度歌ってみたかったんです!!(ゆーこ)」
5.東風
  最後のスタジオ・コンサートで演奏されたバージョンの楽譜を使用。実は中間部がとても美しい。そこを今回はたっぷりと。
6.千のナイフ Thousand Knives
  鉄面皮、ダースベイダーのイメージで書かれた教授の代表作のひとつで、若さと才気の漲る楽曲。たにふじが渡辺香津美になりきって(無理無理)ギターを。

7.Merry Christmas Mr. Lawrence
 当時教授はこの印象的なメインテーマを、凡庸で世俗的過ぎないかと感じていたよう。しかしどう考えても映画音楽史の金字塔。

マスターの牟田さん

によるラフマニノフ独奏!!!!も挿んで、榎本玲奈タイムへ。
最後に、教授の曲を3人で。
■Perspective
  榎本玲奈最新アルバム「Crepuscular Rays」収録曲。今回は3人でお送りしました。たにふじは教授風低音で参加、ゆーこさんは5度上を加えると矢野顕子風の響きに。所々に3声コーラスだったんだけど、もっとやりなさいよと叱咤も頂きました。想ったよりもいい響きだったらしく、スーパー嬉しい。

いい日になりましたか?もまゆきゅは一寸燃え尽き症候群デーになってます。

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