2026年8月25日
たにふじです。
8/22、土曜日。
東京が、豪雨に見舞われました。
全国でニュースになり、災害の指定もされた千葉の豪雨から、やっと1週間が過ぎたばかりです。
その8/22に、昼の部でライヴをしてきました。その時は重たい雲だなと想った程度だったんです。
終わって、お客さんが三々五々帰る頃に、遂に空が泣き出した。
どっしゃどっしゃの土砂降りの中、楽器を持って傘をさして15分、無事に打ち上げの店に入り、
時間をかけてビールとワインと料理を浴びるみたいにかっ喰らい、雨が上がるのを待ちました。
あの日はぼくらは昼間演奏だったけど、夜の出演者やお客さんは、大変だったろうな。
千葉のあのSFレベルな豪雨の中、ぼくは千葉で、結構ヤバい状況で運転してました。
だからあの日の東京も、内心怖かったですね。
このセットリストを書いている今8/25、内輪の葬儀関連の用事で千葉にいて、
さっきも運転してきたけれど、
いまだ通りにソファーや家財道具を運び出してる風景が点在しています。
どうやら、人類は、やっちまったんだなって、みんなうっすら想いますよね。気候崩壊。
唐突な話題ですが、唐突に(本来はこっちなのに)ライヴの話。
13:30から、ぼくらもまゆきゅがトップバッター出演。
セットリストは、
1.ウルトラマン’ズ・ワイルド・ワイフ
2.flowers
3.車中泊
4.東京ばすたーずcity
5.月と、恋
6.ice cream soul
と、こんな感じでした。
3曲めの「車中泊」は、新作。とてもとてもスロー。
ソロキャンプが流行ってると言われてますが、ぼくも、都市生活で疲れた人のデトックス・ソングを作ろうとしたんですね。
しかし数週間前に熊本で大地震があって、
避難所に入れない人が車中泊を余儀なくされ、亡くなってしまう事故が幾つもニュースになり、
こんなタイトルでいいんだろうか…という想いもよぎりました。
最終的に、リラクゼーションとしての車中泊を誰もができるように、祈りを込めて演奏しました。
それから、「月と、恋」で演奏がめっちゃカオスになったのが、個人的には凄いよかった!
それからそれから、グロッケン、案外安いんだけど、いい音だったでしょ!
次は広瀬隆之さん。
広瀬さんは、何度も書いてますがぼくのヒーローで、もまゆきゅのメンターみたいなところがあります。
昼間のうちにお風呂にはいろう…なんて曲で、
「そうだね、風呂はいっちゃおう…」
と涙ぐんでしまうたにふじは、ちょっとおかしいっすよね。
いつもこれを説明するときに、「ドライビング・ミス・デイジー」という映画の話をするんです。
ジェシカ・タンディ演じるユダヤ系の老婦人が、モーガン・フリーマンの黒人運転手と、差別や偏見からぎくしゃくとした関係だったのがやがて真の友情になっていく物語ですが、どちらも名優中の名優、その演技が、凄まじい共感力を持ってるんです。
最後に認知症になっていくジェシカ・タンディがやがて施設に入り、モーガン・フリーマンが訪問する。手土産に持っていったケーキを食べる彼女の顔が、何とも言えない、ああ美味しい!って顔をするのが、その味まで観客に伝わってくるようで、よかったね、美味しくてよかった…と想いながら泣けちゃう。
苦しいばっかりな日々、でも、昼間からお日さまを浴びつつ風呂入っちゃうと、そのじんわりが苦しさの数パーセントを緩和してくれる。音楽もそう。何もできないようなふりしながら、音楽は、人間や、生命体や、宇宙の法則に対して、数パーセントの影響力がある。
トリが、今回ぼくはお初の、清花さん。
ゆらゆらとノリのいいストロークと、あららそこでメジャーコードかっていう驚きの曲展開と、社会派且つ身近な歌詞世界。
最後はアンコールが巻き起こりました。
もう少し情報を聞きたかったけど清花さんは帰路へ。もまゆきゅは広瀬さんとお客さんと打ち上げのために外に。
出ると、雨。歩くうちにどんどん勢いが増して、もうかばっても何もかもずぶ濡れ。
ぼくらは男だからまあいいけど、ゆこさんは大変だよもう。
辿り着いたカレー屋さん日本人のお客さんのほうが少ないくらいで、ちゃんと効いたエアコンが何時間もかけてぼくらの衣服を乾かしてくれました。
最近の出来事に関する不安や愚痴や音楽観をめっちゃ話して、雨が上がり、帰路へ…。
ありがとうございました。みんな御無事で、お願いしますだぜ。