たにぴ@もまゆきゅです。
大久保くじら号。
みなさま、すっかり楽しませてもらいました。
・回文師サトー&トモレレ
回文師、回文の、師です。すんごいです。練りに練られたお題モノの回文。時々漏れるインプロヴィセーションの回文。今回たにふじはサトーさんお初だったのですが、回文ブルースも強烈でした。それなのに、ああそれなのに、あのピースフルな思想もぐっどでした。みんなが、バンドメンバーじゃなくて奥さまに伴奏されるなんてそれ自体家庭内ハラスメントとか突っ込んでたけど、いやいやそれはそういうプレイでしょ、なんちて。皆さま内容気になるでしょ?でしょでしょ?でも公開はネタバレになるので(ご本人はtwitterなどに日々アップしてますが一応わたくしは)自粛します。
っていうか下ネタエロネタオゲレツネタが秀逸過ぎて、とてもここで公開できへん。是非皆さま現場で。
・CHOCOLATE YELLOW
昭和歌謡をいぢりながら歌う。ギザギザハートの子守歌を、我がよき友よのメロディーで歌ったり。ギザギザハートの作詞は、当時生粋の歌謡曲作詞職人、売野雅勇さん。我がよき友よはかまやつさんではなく吉田拓郎の詞曲。筒美京平はニュー・ミュージックの作家達を殆ど恐れておらず、これは自分に出来ると判断してあっという間にニュー・ミュージックにも憑依してしまった。但し、唯一、この才能は怖いと感じたのが拓郎だったそう。ぼくは個人的には筒美さんの作品は今はそれ程魅かれない(リアルタイムではめっちゃ好きでしたけど)。ただ、拓郎作品とスパイダースのリーダーとを結ぶ「我がよき友よ」は、非常にアイコニックな結晶であり、そこに80年代のアイドルGSが繋がって、更に売野さんはやがて歌謡曲の殻を脱ぎ捨てヴィスコンティ的耽美をものしたことも併せて考えると、かなり重層的な瞬間でした。
・で、ですね。もまゆきゅ。
1.sheep nocturne
2.i give you my friendship
3.どらいぶがーる
4.SKINDO-le-le(阿川泰子 )
5.メタファー
ほぼアコギの伴奏とヴォーカル、最後にゆこさんのブルースハープが入るのみの選曲になってました。くじら号は条件的にあまり沢山の楽器を使うのが困難という理由なのですが、それにより、しっとりめで抑制された響きになったもよう。
・ななみん
今回のホストというかオーガナイザーが、トリを。背が高く、全身黒でキメて、肉食で、一寸はにかんだみたいな笑顔で、洗練されたエッチな曲を。そりゃモテまんがな!time after timeなどの名曲をインストで。またオリジナルのアダルトムードたっぷりの曲や、友人のカバー。友人のカバーというのはかなり勇気が要るというか、普通はメジャーなミュージシャンのものをやった方が箔がつくところを、意識をもって、ライヴ等で出逢った友人の楽曲を演奏してるのは凛々しい。MCでふれてた事故の話、全く知らなくて、昔々のことかと想ってたらごく最近で、その修羅場ぶりに愕然としました。終了後にその話をしていいものかどうか…結局畏れ多いというか気後れしてしまったのだけど、今こうして音楽を出来てて、心底よかったと想いました。
一寸だけ踏み込んだことを書くと、彼のSNSでの、中国人等を排斥する物言いは、ぼくには賛同できない。日本人だって80年代には英米でもアジア諸国でも散々みっともないことをやってきてるし、中国やアジア富裕層が今それを学習するタイミングであってもそれは時間がかかることであって、憎む或いは排斥するというのはぼくの流儀に反する。勿論中国の行政にはとんでもない問題が沢山ある。でもそれは個々の国民の責任じゃないし、やがて時間をかけて中国全土がかつての香港イムズに巻き返されるかも知れない。最近も書いたけれど、移民や異文化は不快も不安ももたらすけれど、そこにしかハッピーもピースもスリルもないんです。いつか、その居心地の悪さを越えて彼が、それこそいっそ国境もナショナリズムも宗教も全ての差別も偏見も越えていく時を、ぼくはここからイメージしているのです。
そんな訳で、ななみんの人柄もあってみんな遊び心たっぷり。もまゆきゅは普段の対バンだと笑いをくすぐると言われたりもするのですが、この夜は完敗っす。みなさん気合いというかホンモノ過ぎる。
いつものライヴレポよりかなり長くなっちゃったですよ。
さてさて、直近だと次は、7/11に保谷のお馴染みセラヴィで、たにふじが、演奏じゃなくてDJをやることになってます。マッシュでmondo縛りを牟田さんとやったりして以来だから、何年ぶりだろ…、兎に角うさぎにつの、久々です。motoさんという方にお誘い頂いたのですが、流石というかもう顔ぶれがみな音楽詳しくて、いらっしゃれる方はお楽しみに!です!
フライヤー見ると、ぼくだけ得意分野とかでダメダメ感が出てるよーん。